深く考える"エコ"へ  ~生物多様性とは?~

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お題をいただいたので、少々、考えをまとめますと。。。

エコ活動の一環として植樹が行われているが、本当にそれっていいの? という問題提起から入ります。

杉というのは、成長が早く、真っ直ぐ育つので有用性が高く、日本のあちこちで杉が植えられた。結果としてどうなったか?大勢のスギ花粉症患者を生み出す結果になってしまった。。。

生物多様性とは何か?

先ほどのスギ花粉の例にみるように、あるメリットだけに着目して特定の植物や動物のみを増やすと、想像していなかった事態を引き起こすことがある。

もう一つ例をあげると、例えば日本での外来種問題[wikipedia]がある。アメリカザリガニが当初繁殖し始めた頃、天敵が存在しなかったため、アメリカザリガニだけが異常繁殖し、農作物に多大の被害を与えた。



主題に立ち返ると、今、一般的にエコ活動が叫ばれ、植樹などが盛んにおこなわれている。これ自体は大変よいことだと思う。しかし、いままでの例から推測されるように、特定のメリットだけに着目して活動を行っていると、想像もしていなかった事態を引き起こすことがままある。

穀物を原料とするバイオエタノールは、環境に優しいエネルギー源として注目されて、大量に精製された。このため、発展途上国では、食料となる穀物が入手困難になり、餓死者が相当数増えたとの報告もある。

我々が環境に対して働きかけるとき、ある活動がよいからといって一辺倒になってしまうと、同じ過ちを繰り返す危険性がある。これを防ぐためのキーワードが「生物多様性」といわれるものだ。

生物多様性が重要視されるのは、より多くの生物が関わる環境(生物生態系)の方が、少ない生物生態系よりも変化が少ないということがあげられる。たとえば、5種類の生物で成り立っている生態系の1種類の生物が激減した場合と50種類の生物で成り立っている生態系で1種類の生物が激減した場合でどちらの方がより環境が変化しやすいかは想像できると思う。

自然にはもともとどんな条件下でもバランスをとる機能が備わっている。しかし、そのバランスがとられた生態系が我々人類にとって過ごしやすい環境となっているかどうかはわからない。自己本位で申し訳ないのだが、我々人類が過ごしやすい現在の環境をなるべく変えないように、環境に働きかけていくという考え方が必要だと思われる。


まとめると、エコ活動はいいことだと思うのだけど、しかし、それだけでは別の問題を引き起こす危険性があるのではないかと個人的には思う。我々が環境に対して働きかけるとき、そこには生物多様性を考慮した働きかけが今後益々重要になると思う。



参考:wikipedia  生物多様性
    David Ehrenfeld著 Becoming Good Ancestors: How We Balance Nature, Community, and Technology 

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このページは、風太郎が2009年1月23日 09:51に書いたブログ記事です。

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